個人的にはハンジロウ VS リニアがリニアで、母心 VS 金属バットが母心でしたが、
リニアが前回のネタとあまりにもシステムが一緒だったことと、
母心も基本的には前回と一緒だったことが、
マニア度の高い審査員的にはマイナスに働いたのかもしれません。
金属バットはなんとなく緊張感が見えて、立ち上がりも遅かった印象で、
ちょっとらしさがなかったようには感じましたが、
唯一の2年連続ファイナリストになりましたね。
グランプリファイナルではそれこそ前年のマシンガンズのように
かき回す存在になれれば優勝も見えてくるような気がします。
グランプリファイナルの展望を考えると、
知名度的に本命となるのはタイムマシーン3号になるでしょうか。
順当にいけばここのような気がしますが、
ノックアウトステージを観るに、すでに実績ある人に若干厳しい印象があるので
素直にタイムマシーンが勝ち残るかはなんとも言えないですね。
あとは結構渋いメンツというか、タモンズ、ラフ次元あたりは、
全国賞レース初お目見えですが、かといってSECONDの場合
とんでもない新星が現れたという感じにもならないので、そこがどう影響するか。
でも一方で、ザ・パンチなんかは、レッドカーペットの印象のままでいる人には
とんでもない進化を遂げたように見えるし、
初見の人にも入りやすいネタだと思うので、一発あるような気がします。
インパクトという点ではななまがりも相当強いですが、
SECONDという大会の性質上、まだM-1卒業したばかりで
セカンドチャンス感があまりないので、それが審査にどう影響するか。
その点ではガクテンソクはセカンドチャンス感があり、
かつ、安定した3本を持ってきそうなので、
初戦でインパクトタイプとぶつからなければ、優勝まで駆け上がりそうな気がします。
ハンジロウは、漫才師かといわれると、その印象があまりにも薄いので、
いろんなドラマを持っているコンビではいるのですが、
漫才の大会のチャンピオンとして推せるかというと難しいところですね。
なんとなくお笑いファン層からの後押しがありそうなのはガクテンソクとザ・パンチ。
それをタイムマシーンがどういなして自分たちの世界に持っていくか。
このあたりが見どころなのかなという気がします。
まあでも今回もどの対戦も見どころ満載で、たっぷり漫才を堪能できるので、
誰が勝つかという点もありますが、演芸番組としてとても楽しみではあります。
この番組によって視聴者に6分というネタ耐性ができたなら、
M-1も5分に戻してもいいような気がしますけどね。
もしくは早いところM-1を10年以内に戻して、
11年以上からSECONDに出れるようになると、
もっと演芸としての漫才が浸透していくような気がします。