タコ息子の新しいブログでなぐり書き

しょうがないからこちらに移行しました。

M-1ファイナリスト決定からさらに一夜明け

本当は順位予想とかしたいんですが、
なかなかしっくりとした並びができあがらないので、
とりあえず、それぞれのコンビについて出番順にコメントしていきます。
        
≪1番・POISON GIRL BAND
  先の感想にも書きましたが、
  今年はポイズンよりもみたいコンビがたくさんいたので、
  今回選考されたことは正直複雑でした。
  ただ、僕の好きなコンビの一つであることは確かなので、
  いい漫才を期待しています。

  ポイズンに関しては、最初見たときあんまり面白くない印象がありました。
  何をやっているのかイマイチわからなくて
  でもその印象が180度変わったのは、2004年のM−1決勝。
  あれが終わったあと、あの漫才を何度ビデオで見返したことか。
  その前の出番だった南海キャンディーズも合わせて、
  100回くらいは見返したかもしれません。それくらい印象的でした。
  でもそれ以降、あの漫才を越えるポイズンの漫才は見ていません。
  特に最近は結構オーソドックスというか、
  ボケ・ツッコミがはっきりしてる漫才になってしまって、
  僕の評価は下がっていました。
  だから決勝進出可能性の予想も35位と低い順位にしてたし、
  それこそ、3回戦で落ちる可能性も示唆していました。
  それでも、ここまで勝ち上がってきたからには、
  いい漫才をしてくれることを期待して、当日を待ちたいと思います。
  トップ出番だから明らかに不利だけど、
  同じ東京吉本のトータルテンボスよりは上に行って欲しい。
        
≪2番・フットボールアワー
  言わずと知れた2003年の王者、
  その肩書きさえなければ優勝候補筆頭なんですけど、
  すでに1度王者になっているだけに、今回はフットではなく、
  違うコンビに優勝して欲しいという気持ちが強いです。
  やはり優勝者はもう出場できないことにして、
  新たに結成10年以上のコンビや優勝者が出場できる
  「M-1マスターズ」みたいなのを作って欲しいな。
  4年に1度とかの開催でいいので。
  そうすればフットだけでなく、10年以上でもくすぶってるコンビ、
  あるいはM-1スタート時にすでに10年を越えていたコンビのモチベーションも
  高まるんじゃないでしょうか。
  りあるキッズだってあの年でラストチャンスはかわいそう。
  解散の噂まで出てるようだし、
  そうしたコンビの救済の場もそろそろ用意してあげた方がいいと思います。
  ・・・と話しはそれましたが、フットに関しては
  王者の貫禄を十分に示しての「4位」というのが、
  一番いいポジションのような気がします。
        
≪3番・ザ・プラン9
  ここは冷静に見てみるとトップ出番以上にハズレくじだったかもしれません。
  やはりフットの次だとよほどフットがスベらない限り、
  フットの上に行くことは不可能だと思います。
  どちらかというと「爆笑」よりも「巧い」タイプの組だと思うので余計にね。
  あと紳助さんはいつも『3・4・5番がいい出番』というけど、
  実はこの3番手はM-1的には鬼門だったりしますよね。
  過去5年の3番手コンビの成績は、8位→8位→6位→7位→9位ですから。
  唯一最終決戦出場者が出ていない出番順です。
  それに5人組だとどうしても見てる側が散漫になってしまいがちだし、
  あと初出場なのに、どこか「既に見ている感」があるし。 
  あまりプラン9にとって好い条件が見つけられません。
  ま、とにかくここは、以前「松本紳助」で紳助さんと松ちゃんに指摘された、
  『5人でやってる意味は?』の問いかけに答えられる漫才ができれば、
  それでいいんじゃないでしょうか。
  それができてれば5位くらいには入れるかもしれません。
  ただよく考えてみると、
  僕はプラン9のネタを今まで一度もじっくりと見たことないんですよね。
  いつも流し見でしかみてないし、ビデオの時はなんとなく飛ばしてるから。
  M-1のようにじっくりと見れる場だと印象が変わるかな??
      
≪4番・麒麟    
  麒麟は2004年の時に敗者復活で上がってきた時のネタは
  良かったと思うんですが、
  それ以外のネタは、正直あまり好きではないんですよね。
  自分の評価と世間の評価に差があるコンビの一つです。
  ただその主観を抜きに見ても、麒麟は「3位」が限界のような気がします。
  「面白いコンビ」ではあるけど、「1番面白いコンビ」ではないというか。
  過去2回の最終決戦の成績がそれを物語ってる気がします。
  だから今年も最終決戦には進むかもしれないけど、
  例え進んでもまた3位というのが僕の見方です。
  今年最終決戦に進むかどうかに関しては
  フットよりもいいネタができたかどうかにかかっていると思います。
     
≪5番・トータルテンボス
  ここも麒麟同様、自分の評価と世間の評価に差があるコンビなんですが、
  自分が今までトータルテンボスを見た中で一番いいと思っているのは
  2004年の「名詞を動詞に変える」のネタなので、
  (あともう1ついいネタがあった気がするんだけど、忘れた・・・)
  今回はそれを上回るようなネタを持ってきているか否か。
  ま、決勝に来てるんだからそういうネタを持っているんだとは思うんですが、
  それもたぶんあまり好みではない気がします。
  とにかくこのコンビに関しては、
  『僕の好みではない』という感想しかないです。予想は7〜9位。
    
≪6番・チュートリアル
  思えば去年は5位であったにも関わらず、
  なぜか今年は優勝候補に名乗りを挙げているチュートリアル
  最近、全国ネットの番組でもたまに見かけることを考えると、
  業界もチュートリアルの優勝を願っているのかもしれません。
  とにかくM-1の優勝は、その後のテレビタレント進出に
  つながってると思うのですが、
  そうなった時に一番活躍できるのは、このチュートリアルだと思います。
  今一番ノリに乗っているコンビでしょう。
  ただ逆に言うと、今年優勝を逃すとこんな波はもうこないような気もします。
  とにかくチュートリアルにとっては今年が最大のチャンス。
  まだまだ全国的にはネタばれも少ないし、いいネタも残っているはず。
  勢いで優勝まで行って欲しいものです。
  で、チュートリアルが優勝・M-1卒業して、
  またうめだ花月勢が今年ラストチャンスになるので、
  来年からは関西勢の顔ぶれが一気に若返ると思います。
  新時代の幕開けを1年でも早く見たいので、
  そういう意味でもチュートリアルにはここで優勝してもらいたい。
  
≪7番・変ホ長調
  ここはとにかく9位でもともとなんだから、
  準決勝で大阪を沸かしたその実力を100%出し切って欲しい。
  ネタを2本用意できるのかどうかもわからないけど、
  最終決戦まで行ったらすごいなぁ。密かに期待してます。
  ただ、ここを出すのなら、本当はポイズンを出して欲しくなかった。
  どちらもスローテンポの漫才だけに、「同じ」と思われてしまったら、
  かなり不利になりますからね。それが心配。
  とにかくここは去年の敗者復活戦のネタしか見たことがないので、
  どんなネタをするのかということだけでも注目です。
   
≪8番・笑い飯
  チュートリアルのところで、
  「M-1優勝→テレビタレント」ということを書きましたが、
  それが一番期待できないのは、ここでしょうね(笑)。
  ただ僕が単純に一番優勝させたいと思っているのは、この笑い飯です。
  もう5年もハイクオリティな漫才を出し続けてるんですよ。
  いい加減優勝させてあげたいじゃないですか。
  M-1ファンなら皆そう思っているんじゃないかなぁ。
  とにかくチュートリアルもそうかもしれませんが、
  ここが早く優勝してくれないと、次の世代がM-1の舞台で見れないんですよね。
  今年の審査員は渡辺正行とカウス師匠以外、
  一度は最終決戦で笑い飯をNo.1としてボタン押してる訳だし、
  もう優勝させることには抵抗はないと思うので、
  最終決戦にさえ進めれば、十分優勝の可能性もあると思います。
  ただ問題はそこまで進めるかどうか・・・。
  ネタ的にもそうだし、あと前の出番の変ホ長調
  大きくウケるか、あるいは大きくスベるかしたら、
  ここも少なからず悪い影響を受けると思うので、
  この「チュートリアル」→「変ホ長調」→「笑い飯」のつながりは、
  今年のM-1を左右すると思われます。
  3組とも最終決戦に上がってくれるといいなぁ。
      
で、9番目は敗者復活コンビとなりますが、
これはまた別の機会に予想してみます。
と、ここまで書いたら、ある程度予想順位が固まってきたので、
「あくまで予想」編と「タコ息子の希望」編の2つの順位を予想してみました。
       
「あくまで予想」編

 優勝 チュートリアル
 2位 笑い飯
 3位 麒麟
 4位 フットボールアワー
 5位 (敗者復活コンビ)
 6位 ザ・プラン9
 7位 トータルテンボス
 8位 POISON GIRL BAND
 9位 変ホ長調

「タコ息子の希望」編

 優勝 笑い飯
 2位 チュートリアル
 3位 変ホ長調
 4位 フットボールアワー
 5位 (敗者復活コンビ)
 6位 POISON GIRL BAND
 7位 麒麟
 8位 ザ・プラン9
 9位 トータルテンボス

   
以上がタコ息子の 12/13 時点での決勝順位予想です。
果たしてどんな結果になるか。 
M-1情報は、『お笑いなぐり書き』より「M-1グランプリ2006」でご覧ください。