タコ息子の新しいブログでなぐり書き

しょうがないからこちらに移行しました。

R-1ぐらんぷり2008決勝

リアルタイムでは見れませんでしたが、今、ようやくビデオで見終えました。
いやぁ、とにかく「出番順〜!!」という感想しかないな。
出番順の良し悪しがそのまま順位に出たって感じ。
ネタの出来とか関係ないですよね。だって最下位が447点でしょ??
なんか昔ルート33がオンバトで連覇した時みたいに、
なんとな〜くなだぎさんが連覇しちゃったって感じでしたね。
いや、なだぎさんも面白かったけどさぁ・・・。
ただトップのCOWCOW山田よしの頑張りもあってか、
今回は終始盛り上がっていましたね。
ま、あべこうじ土肥ポン太は明らかにスベってましたけど。
とりあえず全組終わった時点で
鳥居みゆきあべこうじ土肥ポン太はないなってわかりました。
とはいえレベル(というのか?)はここ4回の中で一番高かったと思います。
それでは出番順に感想を簡単に。

COWCOW山田よし 8位 447点

本当に出番順に泣かされたよなぁ。
ま、1位になる芸ではなかった思うけど、
中堅の力をまざまざと見せてくれたと思います。

世界のナベアツ 3位 469点

こちらも出番順に泣かされたって感じだけど、
優勝できなかった理由を強いてあげるとすれば、
本来単純なはずだったこのネタを繰りすぎてしまったというところでしょうか。
ここは年末年始で「3の倍数」のネタが世に出てしまったことが、
仇となってしまいましたね。
そのおかげで受け入れ態勢は十分でしたけど、
ひとひねりせざるを得なくなってしまったところが敗因でしょう。
COWCOWもそうだけど、ここはあと一歩はねるには、
「R-1王者」っていう肩書きが必要な人たちだったから、
この結果は残念でなりません。

中山功太 4位 459点

う〜ん、このネタあんまり好きじゃないなぁ。
たぶん世間的にはわかりやすいんだけど、
中山功太には、もっとブラックな部分を期待してしまう自分がいて、
この対義語のネタは、期待からはずれてるんですよね。
ただ決勝7位→決勝7位→準決勝敗退ときて、今年が決勝4位なんだから、
中山功太の選択は間違いではないと思うんだけど、う〜ん・・・。

なだぎ武 優勝 474点

先に今日のレッドカーペットをリアルタイムで見てしまったので、
ちょっとネタバレの部分もあったんですが、面白かったです。
振り返って見ると、やっぱり1番だったかなという気もするし、
でも王者なんだから審査員ももうちょっと辛めに点数つけろよっていう気もするし。
素直に優勝を祝福してあげられないのは確かです。でも、面白かったのも確かです。
この結果はちょっと複雑かな・・・。
あと優勝が決定をした時の涙はなんだったんでしょう?
王者が連覇に挑戦するというプレッシャーだったのか?
僕には「もし優勝したら・・・」という何かがあるのかなという気がしましたが??
ま、そういうワイドショー的な見方はやめときましょう。

鳥居みゆき 6位 451点

鳥居みゆきは好きなんだけどR-1には不向きかなと思って、
決勝進出予想でも次点にしてたんですが、やっぱり不向きだったなぁ。
でも事前の露出が多かったおかげで、受け入れ態勢はできてましたね。
順位は6位だったけど、少なくともあべこうじよりはウケてたと思います。
ま、鳥居みゆきらしさはそれなりに出せてたんじゃないでしょうか。

あべこうじ 5位 454点

このネタで優勝しなくてよかったと思う。
気合が空回ったとかいう以前に、この場で鼻毛のネタはないよ。
いくら発想に富んでてもそれだけで拒絶する人が出ちゃうんだから。
あべこうじもなかなか優勝できなくて、
いよいよネタ選びの迷宮に迷い込んでしまったのかな・・・。
あと八方さんの「限りなく100点に近い90点」という表現は言い得て妙かも。
まさに技術は100点、でもネタ選びが・・・でしたね。
あべこうじはもっと正統派の漫談でいいと思う。
あべこうじの結果発表の時の表情を見てると、
今回は「限りなく最下位に近い5位」だったでしょうね。
相当ダメージは大きいだろうなぁ。

芋洗坂係長 2位 472点

これ2位の芸かぁ??
いや、ある意味面白いんだけど、さすがに最後のラスト2人の時は
「頼む!なだぎさんを優勝させてくれ!」と願ってしまいました。(笑)
これはさすがに優勝させちゃいけない。2位でよかったよ。
でも、順位は納得できませんが、面白かったとは思います。
マチュアではないんですが、究極の「素人芸」ですよね。
いわゆるプロのうまい芸の後にこれをやられたら、プロはひとたまりもない。
出番順もよかったですしね。
あべこうじもこれに負けるのは納得できなかっただろうけど、
ここが2位になった要因は前のあべこうじがうますぎた上に、
スベって客を欲求不満状態にしてくれたおかげでしょうね。
ちなみに僕の優勝予想はナベアツ1位、なだぎさん2位でしたが、
心の底では鳥居みゆき芋洗坂係長が最後の2人に残ったら
面白いなぁと思ってました。
その心の底で期待してた画の一端を見せてくれたことはうれしかったです。

土肥ポン太 7位 449点

去年より出来がよくなかった。さそりのくだりで客が引いてたし。
これだったら松原タニシを上げて欲しかった!!・・・っていいたいところだけど、
その松原タニシも今日のレッドカーペットでダダスベリしてましたね・・・。
準決勝の感想を読んでる限りでは土肥ポン太は大阪の3位通過っぽい感じだったし、
この結果は妥当といえば妥当か。
そういえば、東京の5位通過っぽい山田よしが最下位で、
東京で1番のウケだったという話も出てる芋洗坂係長が2位、
で、大阪で1番だったなだぎさんが優勝ということで、
ある意味今回はライブ感がそのまま順位に出たとも言えるのではないでしょうか。
     
というわけで、全8名の感想でした。
あと番組全体の感想としては、生放送のせいで、
時間に余裕がなさすぎたのがもったいなかったかな。
その他の点では点数も上位2人の全審査員の得点がオープンされてたし、
準決勝の審査も含めかなり透明性のある審査になってたから、
そこだけが本当にもったいないなと思いました。
なだぎさんの優勝コメントも聞けずじまいだったし。
ライブ感を出すための生放送が今回は仇となってしまったかな。
とにかくR-1はいろいろ試行錯誤してきて、
賞金を100万から500万に、事前収録から生放送にまでこぎつけたんだから、
あとR-1に求められることは。ゴールデン2時間枠だけでしょう。
今年これだけレベルの高い大会ができたんだから、
それを盾に、来年はゴールデン枠を目指して欲しい。
今回のR-1の結果は『お笑いなぐり書き』より
R-1ぐらんぷり」でご覧ください。