タコ息子の新しいブログでなぐり書き

しょうがないからこちらに移行しました。

NHK上方漫才コンテスト

すでに結果は知っていましたが、
6組とも面白くてかなりレベルが高かった印象。
公言通り実力主義の大会に生まれ変わりましたかね。
1組ずつ感想を。

Aブロック1組目 ソーセージ

唯一のコント。
期待していなかったからハードルを下げてた部分もありますが、
かなり面白かったですね。
話の構成もしっかりしていたし、
渡辺リーダーほどではないですがかなり好評価です。

Aブロック2組目 ダイアン

事前に読んだ感想では不評だったので
こちらも期待していなかったんですが、
序盤は結構良かったと思います。
確かに終盤小難しいことをやろうとして、
散らかった印象でしたが、
ソーセージよりは上だったと思います。

Aブロック3組目 モンスターエンジン

昨年のM-1だけだとファイナリストとして実力不十分だったかなと
思っていたけど、
これを見てたら、ファイナリストどころか、
上位3組狙えたんじゃないかというくらい面白かったですね。
大阪はホームということもあるのかな?
この1週間、レッドシアター、めちゃイケ、レッドカーペットと
立て続けにモンスターエンジンを目にしたけど、
やっぱりこの人たちは面白いです。

Aブロック結果

モンエン4、ダイアン2、ソーセージ1。
渡辺リーダーがソーセージに入れたのはなんとなくわかりますね。
あと大御所作家さん2人がダイアンに入れたのも、
なんとなくわかる。
それにしても司会の陣内を始めとして、
大御所作家さんが話しているときにアウェー感出しすぎでしょ。
古い審査員かもしれないけど、もうちょっと受けとめてあげないと・・・

Bブロック1組目 span!

勢いはあるけどやっぱりまだキングコングが浮かんじゃうんですよね。
ある意味王道に突き進んでるといえばそうなんだけど、
もう1つ突き抜けるものがほしいのも事実かなと。

Bブロック2組目 銀シャリ

ここは事前に結果知っていたせいで、
逆に期待が大きすぎたのか、やや物足りない印象を受けました。
ま、でも会場が暖かかったですね。
好感が持ててかつ入り込める漫才だったとは思います。
ネタ終わりのMC部分はちょっと陣内が贔屓してるような
印象を受けてしまいました。

Bブロック3組目 ウーマンラッシュアワー

ここも良かったと思いますけどね。
1票くらい票が入ってもおかしくない出来だったと思いますが。
リーダーも感想の時言ってたけど、
僕もこのコンビはどちらかというとツッコミの達者さの方が
目につくんですよね。
ボケがまだそれに追いついていない印象です。
あと、他の感想でも指摘がありますが、
陣内は「噛まずにすごい」って言ってたけど、
終盤一箇所明らかに噛んでたよな・・・。

Bブロック結果

結果は銀シャリが勝ち上がり。
でもこれ組み合わせの妙かな。
ダイアンかソーセージがこっちのブロックなら、
上がれてた可能性もあったと思います。
Aブロックと比べるとやや落ちたかな。

決勝 モンスターエンジン銀シャリ

ここからは今回のお目当てのだった8分ネタになりましたが、
どちらも十分に面白かった。
ただこの長尺は、コンテストという緊張感がないと、
どんなベテランのネタでも、今の時代では難しいでしょうね。
それでもこの決勝8分というシステムを産み出した
NHK大阪さんには拍手を送りたいです。

結果発表

結果は銀シャリが4:3で優勝。
ただ事前に結果を知っていたこともあって、
僕の2組のネタを見た印象ではモンエンの方が上かなと
思ってしまいました。
どうしてもM-1というものを基準としてしまうけど、
銀シャリが今年の決勝を狙えるかと考えると、
まだ疑問符がついてしまう。
逆にモンエンは確実かなと思いました。
1回戦敗退の4組となると、
ダイアンはもうすでにM-1出場資格ないのかな??
あってもさすがに厳しいと思うし、
span!、ウーマンに関しては前回3回戦落ちですからね。
今年はいろんな見えない力が働いて、
ウーマンは確実に準決勝には来ると思うけど、
準決勝までの審査員にハマってないことを考えると、
決勝はないかなと思うし、敗者復活で上がれるほどの力も
まだないかなと思います。
span!も数年後の優勝を狙える逸材かもしれないけど、
今年はまだまだかもしれませんね。
  
とにかく今回の大会はとても面白かった。
これだけは間違いない。
M-1東京勢の有力どころは、去年今年で大きく卒業するから、
2011年、2012年あたりはここで活躍してたメンバーの
時代になるかもしれませんね。
NHK上方漫才コンテストの過去の受賞者は『お笑いなぐり書き』より
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