昨日感想を書いていたのに終盤で飛んでしまったので、
かなり熱は冷めてしまいましたが・・・
１ネタずつ感想を。
１ｓｔステージ
１．TKO 葬式 820点・７位
なぜ今更このネタを・・・。
トップ出番だから置きにきたのかもしれないけど、
これこそ２年前のトップ出番の時に
やるべきネタだったんじゃないかなぁ。
つい最近の『お笑いさぁ〜ん』でも露出したばかりだし、
２本目が勝負ネタだったにしても
１本目他にもあったでしょ・・・。
得点は下手すりゃ600点台くらいになるかと思ったけど、
予想外に高く820点。
ま、ネタ自体はいいネタなんだけど、やっぱりね・・・
タコ息子の採点は１０点満点中５点。
２．ロッチ 催眠術 826点・６位
露出という点ではここもレッドシアターで
毎週ネタやっていた分、不利に働いてますよね。
どうしてもパターンが読めてしまう。
いや、このネタもテンポが良くてよかったんですが、
衝撃という点では少なかったかも。採点は７点。
３．ピース 山姥 827点・５位
ファイナリストに選ばれた時は大きく不満を唱えたピースですが、
このネタはまずまず良かったですかね。
下ネタ要素が出た時に女性客が引いて
芸人が盛り上がったのが顕著に出ましたが、
綾部の熱演で引いた客も少し取り戻したのではないでしょうか。
採点は７点。
４．キングオブコメディ 誘拐 908点・１位
前３組があと一歩というネタが続いただけに、
ここで爆発が起きましたね。
ネタ順にめぐまれた部分もあるけど、
キンコメにしてはオチもしっかりとしていたし、
完成度が高かったと思います。
採点は９点。ちなみに今回唯一の９点でした。
５．ジャルジャル 変わったくしゃみ 829点・５位
後藤のくしゃみは好きでした（笑）
でもここの適性距離は４分ではなく、
もうちょっと短いのかなという気もします。
採点は７点。
６．エレキコミック お年玉 727点・８位
こちらもつい最近『お笑いさぁ〜ん』で披露されたネタ。
あの時はあんなにハマっていたのに、わからないものです。
エレキコミックのネタでは好きなネタだったんですが、
いかんせん会場が全く盛り上がっていなかった・・・。
採点は６点。
８．しずる シナリオ通り 898点・２位
入りは去年の冥土の土産のネタと似ていたけど、
池田の演技に磨きがかかっていましたね。
展開もひねりがあってよかったと思いますが、
キンコメには届かないと思っていたら、
やはり得点はあと一歩及ばずでした。採点は８点。
１ｓｔステージ終了
TKO以外は概ね採点と同じような点数となりました。
この時点でキンコメ、しずるの一騎打ちになるかと思いましたが、
この後の展開は予想外でしたね。
２ｎｄステージ
１回目８位 エレキコミック たこ焼き屋 720点・総合８位
いやもうとにかくウケてなかったなぁ・・・。
とはいえ、このネタはやついがボケなのかツッコミなのかも
はっきりしなかったし、
端的に言えばボケがいなくて、やな奴とツッコミになっていましたね。
もっととんでもない低得点が出るかと思ったけど、
審査する芸人さんはやさしいんですかね。採点は５点。
１回目７位 TKO モロゾフ後藤 916点・総合３位
ここも決勝に上がってきたのが不満だったんですが、
準決勝でこれをやったんなら、ま、納得というか。面白かったです。
いやTKOは１本目葬式のネタじゃなかったら、優勝できてましたよ。
トップ出番を引いたのが運のつきだったかもしれませんが、
でも去年の東京03はトップ出番でしたからねぇ・・・。
採点は８点。
１回目６位 ロッチ お弁当 781点・総合７位
う〜ん。これはレッドシアターで見たことあるネタだったのもあるけど、
やはり勢いが足りなかったか。
ロッチはこのアホなやり取り路線＋αがないと、
来年以降の優勝は厳しいかもしれませんね。
というか、レッドシアターの後光がなくなった今、
来年以降の決勝進出も厳しいと思うけど・・・。
１回目５位 ピース 原宿 942点・総合２位
本当にごめんなさい。ピースを見くびっていました。
綾部の熱のある演技というのは魅力がありますね。
結果的に今回最高得点をたたき出したのもうなづける。
勢いもありかつハートウォーミングな部分もあり、
良いネタでした。
でも採点は８点。面白かったんですけど、
キングにふさわしいネタかなというと・・・
１回目４位 ジャルジャル おばはん 898点・総合４位
なんかネットの評判見てると、
このネタが不愉快だったって意見が多かったけど、
関西圏じゃない人にはそう映るのか、
あるいはオバハン年代の人が不愉快に感じているのか、
理由はよくわかりません。
僕は面白かったけど、ただ「オバハンだけで押し切るの
面白いでしょ？」という意図が若干垣間見えた分、
大爆発とはいかなかったか。
最後にもう一展開あれば変わってきたのかもしれないけど。
採点は８点。
１回目３位 ラバーガール 830点・総合５位
う〜ん。音声を使ったセリフ部分が長かったこともあり、
笑いの密度が薄かったですかね。良くなかった。
もうちょっとやり取りだけで笑わせるシンプルなネタもあったから、
そっちの方が良かったかもしれません。惜しい。
採点は６点。
１回目２位 しずる パンティー 772点・総合６位
こういうネタはダメだって。本質は下ネタじゃないけど、
それを読み取ってくれない人には単なる下ネタに見えちゃうし、
いろいろ制限のあるネタですよね。
しかし一気に６位まで転落しちゃいましたか。
ま、２ｎｄだけでいうと７位でしたからね・・・。採点は６点。
１回目１位 キングオブコメディ 教習所 928点・総合１位
いや、良くなかったと思いますよ。
高橋さんがかなり緊張していたし、
立ち話の間は、空気が落ち着かずふわふわしてましたね。
あとでビデオを見返したけど、
結局ウケてたのは最後の縦列駐車のところだけで、
あとはヤヤウケでしたからね。
縦列駐車のくだりがなかったら、危なかったですよ。
採点は８点。正直７点よりの８点でした。
最終結果
ま、ピースじゃなくてキンコメが優勝するのが、
一番収まりのいい形でしたよね。
最後のネタの時は笑ってあげようという空気が蔓延していたし、
その分、決定的なボケがなくて客もやきもきしていたと思いますが、
縦列駐車のところでやっと安心して笑ってあげることができた、
という感じでしょうか。
１６ネタ中最高点を叩き出したのはピースだったけど、
それでも優勝できなかったのは、
この大会が２ネタというシステムだったのがいいほうに働いたケースか。
でもやっぱりこの審査方法は平等じゃない。
ヤラセとかいう意味ではなく、
やっぱり最後キンコメに勝たせたいという空気が、
あきらかにネタの出来以上に得点に上乗せされましたもんね。
昨年のＲ−１の中山功太の時もそんなことがありましたが。
平等な審査という点ではやはり最終決戦方式がベストなのか？
あと得点発表は２ケタ目でなんとなくわかってしまうから、
数字ではなく、グラフが伸びていく形式にした方が
いいんじゃないかなって思う。
ま、ぐだぐだ言ってますが、とにかくキンコメおめでとう。
痴漢えん罪の話もこれからうまくネタにしていってね。
キングオブコント情報は『お笑いなぐり書き』より
「キングオブコント2010」でご覧ください。
