東京は多様な人が集まってるから、好みも多様化して共存的な空気が生まれる。
大阪は偏った人が集まってるから、価値観が一極集中して対立的な空気が生まれる。
よく考えたらきよしさんとか紳助さんとか、
「こいつらには負けへん!」的なエピソードって
大阪の師匠やベテランの方々から耳にすることが多いような気が。
今回のM-1でも予選の時からトム・ブラウンの評価について、
よくわからないと評価しているのは、なんとなく大阪の方が多かったり。
それが明確に分かったのが、
巨人師匠の「これを漫才ととっていいのか」という発言でしたね。
大阪の人にとっては、あれは漫才じゃないんだと。
決して大阪が悪いということではなく、
伝統として文化として漫才が根付いているということなんだと思うけど、
笑いを競い合う文化が根付いてる大阪、それが根底にあるM-1と、
笑いはエンターテイメントであるという認識の東京、それが根底にあるTHE MANZAI、
というところで、同じ漫才の大会でも、こうも空気が違うというのは、
文化的に見ても面白い違いだなって思います。
とはいえ、その競い合う文化とエンターテイメント性が、見事に融合されているのが
M-1のコンテンツとして優れていたところなんでしょうね。
競い合う色が弱かったTHE MANZAIは大会として緊張感がなかったですから。
そこをいうとTHE Wもどこか東京寄りな空気があるんだろうなぁ。