今回は「M-1グランプリ芸人」でした。
ま、今回はトーク番組というよりかは番宣に比重が置かれてたし、
収録も準決勝前だったということで、
今年の話題にはほとんど触れず、過去を振り返るだけの企画でしたが、
それでもこの時期にM-1絡みの企画をしてくれるあたりは、
さすが「アメトーーク」といったところでしょうか。
番組中に紳助さんが言ってましたが、
M-1は01年、02年は普通の漫才のコンテストだったのが、
03年からM-1独自のものが生まれてきたというのはたしかにそうだと思う。
01年、02年は、ネタの面白さよりも漫才のうまさが評価されてた気がするけど、
03年からは本当の意味で面白いものを評価するようになってきましたからね。
「うまい」と「面白い」の間にあった壁を取り払ったのが、
03年だったということでしょうか。
個人的には流れが変わる前兆は02年のフットボールアワーのネタの時に、
初めて紳助さんの笑ってる姿が画面に映し出されたときだと思ってます。
それまで審査員はみんな怖い顔でネタを見てましたからね。
M-1の流れを大きくかえたのは、フットボールアワーだったんじゃないかなと。
あとM-1を象徴してるのがやはり01年の麒麟ですか。
この麒麟が01年に評価されたことが、
後の笑い飯、千鳥、南海キャンディーズを産み出すきっかけになったと思うから、
M-1にとってやはり麒麟はなくてはならない存在だと思うんですよね。
そう考えるとそこまでM-1に貢献してきた麒麟が今年選ばれてないのが、
残念でしかたがない。
ま、ネタのできが悪かったからしょうがないですが、
M-1の歴史を考えると今年優勝させて卒業させてあげたかったというのが、
個人的な感想です。
敗者復活から優勝という目はありますが、
そこまでのドラマを演じれるくらいじゃないと、
要は本物じゃないということなんですかねぇ。
僕はずっとこの敗者復活から優勝というシナリオを
笑い飯の方で描いていたんですが、
今年もストレートインしてしまったことで、このシナリオは消滅。
笑い飯には毎回期待してるんですが、
笑い飯が優勝するには、もうそのくらいの勢いがつかないと
無理なような気がするんですよね。
今年も優勝予想は笑い飯にしてはいるんですが、
１番出番だし、爆発できる要素が少ない気がして、不安は大きいです。
だからそう考えると、今年爆発が起こせそうな、
キングコング、敗者復活組の方が有利なのかなと考えてしまいます。
とにかく決勝まであと２日。
今年は誰が優勝するんでしょうか？楽しみです。
M-1情報は、『お笑いなぐり書き』より「M-1グランプリ2007」をご覧ください。
＜追記＞
そういえば、アメトーークにフットボールアワーが出てるのを
あまり見たことがない気がするんだけど、なにか事情があるんでしょうか？？
関西で裏番組やってる様子もないし？？
