タコ息子の新しいブログでなぐり書き

しょうがないからこちらに移行しました。

M-1グランプリ2007 決勝戦感想

とりあえず、『楽しかった〜!!』これが感想です。
正直去年は番組が終わった時に、ビデオで繰り返して見ようとは思わなかった。
要は感動がなかったんですよね。チュートリアルは面白かったけど。
でも今回は感動もあったし、均衡していたし、
ネタのレベルは2003年とか2005年の方が高かったと思うけど、
接戦だったから番組としてものすごく楽しかった。
ちなみに今ビデオで本放送をいれて3度目を見ています。
それでは出番順に1組ごとの感想を書いていきたいと思います。
※感想はあくまで私見です。文句を言われても困るので、それだけはご了承を。

笑い飯 5位 604点(予想・優勝 600〜640点)

ネタ選びに失敗したというべきか、戦略ミスというべきか・・・。
勝手な推測だけど、これまで最終決戦にいいネタ残しといて負けてたから、
今回は決勝1回戦から自信のあるネタで勝負したのかな・・・。
でも完全に浸透していた普通のWボケではなく変則的なネタだったために、
みんなが戸惑ってしまったのではないかという印象を受けました。
とにかくみんなの期待していたものとネタの内容が違ったんでしょうね・・・。
出来も良くなかった。
決勝1回戦、特に1番手だから
素直に通常のWボケでよかったんじゃないかな・・・。
それと敗戦が決まった時に、「茶の間は怒ってるぞ〜!」って言ってたけど、
そりゃ茶の間はみんな怒ってるよ。『いつになったら優勝するんだ!!』って。
正直今回で笑い飯を見放した人は多いんじゃないかな。
紳助さんと松っちゃんの点数が全てを物語ってると思います。

POISON GIRL BAND 9位 577点(予想・9位 570〜610点)

ここは2004年以上の結果は今後も出せないと思う。
ポイズンは好きだけど、賞レースには向いてない。
今後決勝に出てきてもきっと千鳥と最下位争いをするだけでしょう。
ネタ番組では見たいけど、もうM-1では見たくないです。

敗者復活戦 結果発表

ビデオで繰り返して見ると、
敗者復活コンビの名がかかれた封筒を開いた時の今田さんの表情が
なんとも良かった。

ザブングル 6位 597点(予想・7位 570〜600点)

ザブングルとしては実力を出し切ったのではないでしょうか。
というか、決勝に上がってきたからどんな新しいネタをするのかと思ったけど・・・
これまでと全く一緒じゃん!!(苦笑)
初見だともっと面白いのかもしれませんけど、見たことある流れだったからなぁ。
ここは今後M-1に頼らなくてもタレントとして十分やっていけると思うので、
これを記念にM-1を卒業してもいいんじゃないかな。

④千鳥 8位 580点(予想・6位 580〜615点)

とにかくポイズンとここを決勝に上げるんなら、
その分違う人たちを上げてあげてください。

トータルテンボス 3位(最終2位) 646点(予想・4位 615点〜650点)

ここまでの点数が出るとは思ってなかったけど、でも面白かったです。
ビデオで見返してみたけど、本当に良く出来たネタだと思う。
このネタは素晴しいですよ。
僕もこのネタ見たのは2回目だったんですが、
このネタは繰り返し見ても、いや見れば見るほど面白いネタだと思います。
いやぁ、今年ラストチャンスじゃなければ、来年は絶対優勝できてたのになぁ・・・。
正直去年まではあんまりトータルテンボスのこと好きじゃありませんでした。
大竹さんが言うとおり確かにベタなネタが多いし。
でも今年の漫才アワードの時のテンポのいい漫才を見て、
これは優勝を狙えると思ったし、一気に好きになったんですよね。
ただどうしても今年トータルテンボスが優勝している画が浮かばなかった。
それがこの結果だったんですかねぇ・・・。
とにかくトータルテンボスはあと1年欲しかった。残念・・・。

キングコング 2位(最終3位) 650点(予想・3位 630〜660点)

キングコングは優勝こそ出来なかったけど、今回出た意味は大きかったと思います。
センスとかそういう部分は別にして、漫才が面白いことは証明できたと思う。
キングコングが来年出るのかどうかはわからないけど、
出れば来年は優勝候補筆頭になるでしょうね。
ただ、今年は3年空いた分のいい意味でのアドバンテージがあったことは事実。
いい印象で終わらせたいなら、来年出ないことも選択肢でしょう。
たぶん来年の優勝よりも今年のこの結果の方が価値があると思うから。

⑦ハリセンボン 4位 608点(予想・5位 580〜640点)

準決勝でものすごいウケてたっていうから期待したけど、
『タレント・ハリセンボン』の域を超えられなかったなぁ・・・。
キングコングが完全に『漫才師』だったのと比べると、
4位とはいえ、3位とは大きな差があったと思います。
あと今回のネタはたぶんハリセンボンのキャラが浸透してるから面白いネタで、
全く無名の人たちがやったらここまで面白かったかどうか・・・。
ただ「なんで選ばれたの?」っていう程酷いネタではなかったと思う。

⑧ダイアン 7位 593点(予想・8位 570〜620点)

結果も月見草でしたね・・・。いつものダイアンでした。普通でした。
でもこのM-1の舞台でダイアンを見れたのはうれしかったです。

サンドウィッチマン 1位 651点(予想・2位 600点〜660点)

自分で驚いたのは、僕、予想で
敗者復活コンビが決勝1回戦で1位になることを予想してたんですね。
ただ正直に言いますが、それはあくまで麒麟が上がってくることを想定していたので、
まさかサンドウィッチマンが上がってきて1位になるとは思ってもみませんでした。
自分のリアルタイムでの採点は
キングコングトータルテンボスに続いて3位でした。
これは見返してみても自分の中でこの順位は変わりません。
いや、面白くないわけではなかったけど、
サンドウィッチマンってもっと面白いイメージが僕にはあったので、
それと比べるとちょっと物足りないなぁと思ってその順位にしてました。
今回サンドウィッチマンを準決勝で落としたことについて、
賛否両論あると思いますが、
これがストレートインしてたとしたら、逆に優勝はできてたのだろうか。
実力があるから評価はされてたと思うけど、
正直この結果は敗者復活だったからというのも多分にあったと思います。
でもそれも運ですよね。
今回は接戦だったから、最後には運をつかんだものに栄冠が転がり込んだのでしょう。

最終決戦(トータルテンボスキングコングサンドウィッチマン

で、最終決戦。
僕の中ではトータルテンボスサンドウィッチマンが互角だったなぁ。
でもトータルテンボスは最後のオチが懲りすぎて意味がわからなかった。
ただサンドウィッチマンもこれといった決め手がなかったので、
本当にどっちが勝つかわかりませんでしたね。
キングコングは最終決戦のネタでは他の2組に劣ってたけど、
でもオチが一番良かったのはキングコングだったと思うので、
もしキングコングの出番がラストだったら、
結果はもっとわからなかったでしょう。
そういう意味ではキングコングは決勝1回戦の1点差に泣かされたことになりますね。

結果

結局最終決戦は、
トータルテンボス2票、キングコング1票、サンドウィッチマン4票で
サンドウィッチマンの優勝。
最終決戦では初めて3組に票が分かれましたね。
っていうか僕の中では、
「本当に敗者復活者のボタンがあったんだ」っていうことに、
妙な関心を抱いてしまいましたが。(笑)
    
とにかく最初にも書きましたが今回は本当に楽しかったです。
ネタのレベルうんぬんで難癖つける人もいるだろうけど、
でも感動しました。これがM-1ですよね。
一つだけ心配なのは、今後サンドウィッチマンがタレントとして売れるのかどうか。
僕にはそれが不安で不安でなりません・・・。
また後日、審査員とか他の視点からも振り返る予定です。
今回の結果は、『お笑いなぐり書き』より「M-1グランプリ2007」をご覧ください。