タコ息子の新しいブログでなぐり書き

しょうがないからこちらに移行しました。

R-1ぐらんぷり2009・決勝戦感想

とりあえず中山功太は面白かったけど
出番順と1組ずつ得点が出るシステムが勝因だったかなと。
もしくはなんとなくストップ・ザ・エハラマサヒロの空気が
審査員の中に漂っていたのかなという気がします。
ただ僕の中ではエハラマサヒロがそのまま王者になるのはどうだろうと思ってたから、
ま、中山功太の方がマシという意味でホッとはしましたけどね。
一応僕のリアルタイム採点ではバカリズムが断トツでした。
エハラマサヒロの方が上にいっちゃったのはライブ感なのかなぁ。
テレビを通してみるとそれほど面白くはなかったけど。
と、いろいろありますが、とりあえず1組ずつの感想です。

1番 夙川アトム  10位・622点 タコ息子採点・84点

トップバッターで盛り上げたけど得点には反映されずというのは
去年の山田よしと全く一緒でしたね。
細かいネタが増えてて良かったと思うんですが・・・。
あと堺先生はモノマネやかくし芸の採点のように、
みんな同じような点でもいいと思ってたんじゃないか??

2番 岸学  9位・634点 タコ息子採点・77点

後半かなり失速したように感じていましたが、審査員の点数は予想外の高得点。
う〜ん、敗者復活の時と比べても良くなかったと思うんですがねぇ。

3番 バカリズム  3位・672点 タコ息子採点・97点

得点が出た時点で確実に優勝したと思いましたが・・・。
ネタは完璧。
清水ミチコの100点は普通なら審査員として後のことも考えろって思うけど、
これは100点つけたくなるようなネタでしたよね。
僕の採点も過去M-1の採点も含めて自己最高を大幅に更新する97点でしたが、
それでも優勝できないとは・・・

4番 エハラマサヒロ  2位・675点 タコ息子採点・82点

面白くなかったわけじゃないです。
面白くなかったわけじゃないけど、あの点数は高すぎるでしょう・・・。
でもきっとライブ感というところで
テレビの前の自分と審査員の評価に差が出たんだろうと納得することにしています。
ただネタは今まで見たエハラマサヒロの中では一番良かった。
でもこれがバカリズムの上というのはなかなか受け入れ難い事実です・・・。

5番 サイクロンZ  6位・662点 タコ息子採点・89点

最初、なんだ当てぶりネタかと思ったけど、
ネタの出来が良くて、結構声出して笑っちゃいましたね。
盛り上がりが中盤にきてしまった分、終盤やや勢いが落ちたけど、
面白かったと思います。
レベルの低い年だったらこれでも十分優勝できてましたよ。

6番 鳥居みゆき  8位・642点 タコ息子採点・72点

もうちょっとわかりやすいネタはあったと思うんだけど・・・。
とはいえ、今回のこの流れではどれをやってもダメだったでしょうね。
前5人がそれぞれ個性がありすぎて、キチガイキャラですら薄く感じてしまいました。
江川さんも言ってたけど、構成はしっかりしてました。
その分逆にマジメに見えちゃいましたかね。

7番 鬼頭真也  7位・645点 タコ息子採点・80点

う〜ん、予選の評判がすこぶる良かったから期待してたんだけど、
大竹まことの言葉を借りれば「期待の内側」でしたかね。
あと芸人じゃないと言われてしまってる時点で、
もう優勝の対象から外れてしまってた気がします。

8番 COWCOW山田よし  3位・672点 タコ息子採点・90点

前半はイマイチだったけど後半グイ〜ッと盛り上がっていって、
ま、それでもサイクロンZより1点少ない88点と思ってたけど、
最後のキャスト紹介でプラス2点してしまいましたね。
後から振りかえるとバカリズムと双璧をなすくらいのネタだったかも、
ここがエハラマサヒロを超えててくれれば展開もまた変わったんでしょうが・・・。
こことエハラマサヒロの差は出番順、
得点バブル期に出たエハラマサヒロと得点が落ち着いた頃に出た山田よしとの差が、
この3点差だったのかなという気がします。惜しかった・・・。

9番 あべこうじ  5位・663点 タコ息子採点・89点

去年は繰りすぎて大スベリだったけど、
今年は安定感のあるあべこうじを見せてくれましたね。
ウザさの部分もおさえめで、面白かったです。
ただこれじゃエハラマサヒロの点数に届かないなぁと思ったのも事実。
でもこの出来で5位というのは本当に今年のレベルの高さがうかがえます。

10番 中山功太  優勝・683点 タコ息子採点・89点

でもそのレベルの高かった大会の優勝者がこれだったかというとちょっと疑問かなぁ。
いや、この時報ネタは何回か見てたけど、今回はその中でも一番良かったですよ。
エハラマサヒロに納得できなかった身としては、
中山功太を必死応援してましたけどね、でもネタ終わりの自分の採点では
エハラマサヒロを超える点数は出ないかなと思ってました。
そういう意味では中山功太が勝ってホッとしたんですけどね。
でもバカリズムや山田よしより上だったかというとねぇ・・・。
結局、接戦の時にありがちな
出番順が順位を左右するという結果になってしまいましたか。 
ま、あーだこーだ言ってもしょうがないし、
またこれをやらせだのって騒ぐ人もいると思うけど、
これはハッキリと出番順の妙でしょう。あとはテレビではわからないライブ感ですかね。
せめて中山功太がもっと素直に優勝を喜んでくれればよかったんだけど、
優勝者として振舞えていなかった点に、今後のタレントとしての不安は感じました。
でも、今回は10組とも良かったし、去年以上にレベルが高く面白い回でした。
R-1の情報は『お笑いなぐり書き』より「R-1ぐらんぷり」でご覧ください。