タコ息子の新しいブログでなぐり書き

しょうがないからこちらに移行しました。

『THE MANZAI 2011』決勝戦2

B−1 Hi-Hi

今回一番会場の客とシンクロしていましたね。
ネタ内容はかなりメタな内容なんだけど、
つかみが早かったし、フリがなく突拍子もなくボケる分、
手数の多い漫才になってて、
間を取らない漫才が有利な国民ワラテンは1位。
結果的にそれが功を奏して決勝進出となりました。
ほんと暖かな観客にも乗せられ神がかり的なウケ方でしたね。

B−2 テンダラー

もう一番持ってきて欲しいネタを持って来てくれたし、
終盤のたたみかけもすばらしかったんだけど、
やはりHi-Hiに比べるとつかみが遅かった。
序盤のゆっくりとした間が仇となって、惜しくも敗戦。
期待していた分あとちょっと詰め込んでくれてたらと
残念でなりませんが、
必死さという部分でHi-Hiに劣っていたんでしょうね。

B−3 スリムクラブ

いまさら感がもっと出るのかと思っていたけど、
まだまだ賞味期限は切れてなかったですね。
ただ間がいつもより早かったようなしたから、
もっとたっぷり間を取っててもよかったのかなと。
それにしても国民ワラテンは、
このコンビにとっては大きな不利になりますね。
結果的にはそれが響いて、こちらも惜敗。

B−4 ハマカーン

賞味期限ということではここは
賞味期限が過ぎてしまっていたんでしょう。
最も脂が乗っていたときに
M-1の出場資格がなくなっていたのは痛かった。
ちょっと「ゲスの極み」に頼りすぎたネタだったのかな。
もうちょっとネタ部分にパンチの効いたネタがあれば
混戦を抜け出せてたのかもしれないけど。
    
個人的に投票するとしたらテンダラー
順番つけるならテンダラースリムクラブ→Hi-Hi→ハマカーン
でしたね。
   

C−1 学天即

やっぱり正統派漫才はある程度の知名度のコンビじゃないと
受け入れてもらえないんですかね。
ネタはまずまず良かったと思うんだけど、
そのネタにキャラを乗っけるとか、構成を工夫するとか、
もう一つ二つ上乗せがないと全国では通用しないかもしれません。

C−2 博多華丸・大吉

もうベテランということを最大限に活かしたネタで
楽しい漫才でした。
1番を獲れる漫才ではなく、確実に笑いを取れる漫才ですね。
本選サーキットで4位、6位という成績だったのが、
何よりそれを物語っているかも。
でもすばらしかった。

C−3 アルコ&ピース

ちょっとコアなお笑いファンを意識しすぎたネタというか、
「R-1に出ろ」とか「歌ネタはネットが荒れる」というのが、
普通のお笑いファンにはピンと来ないフレーズだったのかな。
ここでいいフレーズが来てたらドンとウケたのかもしれないけど。
ここはコント、頑張ってください。

C−4 パンクブーブー

いわゆる去年のM-1で披露した2本と同系のネタ。
もう磐石なんだけど、もの足りなさを感じたのも事実。
そういう意味では僕なら華丸・大吉に一票いれたかな。
   
順番をつけるなら、華大→パンブー→学天即→アルピー。
結果はパンクブーブーの圧勝。
   

D−1 エルシャラカーニ

○○な話のときのネタと一緒だったということもあり
衝撃度が薄かったかなぁ。
もっともっと会場とシンクロしてたらよかったんだろうけど、
今回はその点Hi-Hiに全部持っていかれましたね。

D−2 千鳥

もう最初のM−1から8年越しで、
ようやく全国的にウケるネタを持ってこれたというか、
ある意味では年数を経て
客に寄ったネタができるようになったとも言えるんだけど、
これだったら本戦サーキット1位もうなづける。
ネタ時間は4分を大きく越えていたような気もするけど、
「白平」が見事に審査員に浸透しての最終決戦進出。
ま、これでも千鳥の面白さわかんないという人が
いるかと思うけど、これで遠くなっていた笑い飯の影を
つかまえられるくらいの距離までは近づけたのでは
ないでしょうか。

D−3 ウーマンラッシュアワー

もうここの名作中の名作・・・というか
これしかないのかという部分で票が伸びなかったのかな。
客ウケは今日イチだったと思うし、
千鳥の票が伸びたときの客の静まり方がそれを物語っていたけど
評価されなかったのもわかるような気がする。
でもあれ一本で十分これからもメシ食っていけるよなぁ。

D−4 銀シャリワイルドカード

もともと決勝にストレートで入れるくらいの実力者なので
ワイルドカードから勝ち上がったのは妥当だったんだけど、
ネタが弱かった・・・。
あとワイルドカードの演出も弱かった・・・。
M-1のような観客がノリに乗った時点での登場ではなく、
変に間があいてトップバッターのような登場の仕方だったので、
これはややかわいそうだったかな。
なんとなくエキシビジョン的な感じになってしまった。
ま、ストレートで決勝に入れなかったのが敗因といえば
それまでですが。
   
個人的には千鳥のネタが好みだったけど、
あれだけウーマンがウケてたから、
入れるとしたらさすがにウーマンに入れていたかも。
ウーマン→千鳥→エルシャラカーニ銀シャリ
でも審査員は客ウケに乗ることなく、
思った以上の大差で千鳥の最終決戦進出。
結果的には千鳥が好きだったのでよかった。
   

審査員感想

もうほとんど空気になっていた審査員が
ここでようやく話を振ってもらえました。
大竹さんが無駄話に終止したのが×でしたね。
高須さんとナイナイのやりとりで、
千鳥とウーマンの評価がわかりやすく説明されてたので
すっきり。
    

決勝1回戦ネタ振り返り&最終決戦ネタ順抽選

4ネタがっつり振り返るというのは、
かなり斬新な気もするけど、スポーツの大会だったら
そう珍しくもないか。
爆笑とナイナイがいい感じで解説してくれてたし。
でも生で見てたら長く感じただろうなぁ。
最終決戦のネタ順は、ここに来て運任せ。
どうせだったら国民ワラテンの点数上位から
決めさせてあげればよかったのに。
    

最終決戦1 Hi-Hi

2本目も神がかり的なウケ方。
いやぁ優勝に届いたかと思ったけど、結果は0票。

最終決戦2 ナイツ

1本目と比べると前半ちょっともたついてた感がありました。
でも後半ののりPからのエゲツないたたみかけで最高の終わり方。
ここも優勝来たかと思いましたけどね〜。

最終決戦3 パンクブーブー

去年のM-1での失敗を受けてか、
2本目は1本目と変えて
09年のM−1で披露した系のネタを持ってくる磐石の布陣。
でも正直それほどいいネタではなかったような
気がしたけどなぁ。でも一番選ぶなら無難にここ選んじゃうかな?

最終決戦4 千鳥

前3組が盛り上がっていたのでラスト千鳥で大丈夫かと思ったけど
しっかり1本目と同系の「蒸しアナゴ」を持ってきてくれて一安心。
このネタは09年のM-1の敗者復活でやってたから
おそらく「旅館の予約」より前にできてたんだろうけど、
どうせだったら、オペレーターの名前を「白平」「蟹宮」系に
改良しておいて欲しかったなぁ。
でも「白平世代」というのが出てきたので、
とりあえずはネタ中のもやもやはそこで解消されたか。
革新的なネタをみんなに見やすく提供する力が
この10年でようやく身につきましたね。
来年東京でもテレビで見る機会が増えるといいなぁ。
    
僕が1番を選ぶんだったらナイツに入れてたかなぁ。
ナイツ→千鳥→Hi-Hi→パンクブーブーの順。
でも結果はパンクブーブーの優勝。
スター誕生という意味ではちょっともの足りなかったけど、
第1回大会としては無難な選択だったのかなという気がします。
結局本戦サーキット含め、完全優勝という結果。
でもフジテレビ的にはもっとタレント性のあるコンビが
優勝してくれたほうがよかったでしょうね。
優勝商品のレギュラー番組は、
メインはパンブーになるんだろうけど、
結局Hi-Hiとか千鳥とか、場合によってはテンダラーあたりも
呼んでもらえるかもしれませんね。
めちゃイケのスタッフも多そうだから、
ここで印象残したコンビはそのままめちゃイケでも
使ってもらえる可能性は大。
千鳥、テンダラーには来年ブレイクを期待したいなぁ。
   
THE MANZAI情報は『お笑いなぐり書き』より「THE MANZAI 2011」で。