タコ息子の新しいブログでなぐり書き

しょうがないからこちらに移行しました。

『R-1ぐらんぷり2012』決勝戦感想(1回目)

とりあえず審査結果には文句なし。
スギちゃんの2本目のネタは良くなかった。
出来でいえばCOWCOW多田が上回っていたでしょう。
Bブロックの徳井は戦略勝ちというか、
準決勝からの修正力はさすが。
ヨギータという手がありましたね。
決勝のネタも準決勝ほど酷くはなかった。
というか、準決勝の客と決勝の客って
こんなにも違うんですね・・・。
いろんなレポで準決勝が事実上の決勝戦という言葉を
何度も読んでたけど、
今回初めて準決勝を見てみてそれを実感しました。
ただなんだかんだで準決勝のウケベスト3が
決勝でもしっかりウケていたことを考えると、
COWCOW多田、スギちゃん、ヒューマン中村
万人にウケる芸だったということですよね。
しかし期待していたキャプテン渡辺のスベリ具合が
見ていてとても悲しかった・・・。
キャプテン渡辺の今の漫談って、
クズキャラが浸透していることが前提だってことですよね。
パチンコの時はそうじゃなかったけど。
クズキャラ浸透していないうちの180万勝ったネタは
普通の人にはわかりにくかったか・・・。
あとサイクロンZもテレビ画面を通すと
ちょっと何やってるかわかりにくかったですね。
ライブ感はすばらしいネタだったんですが・・・。
友近はハナから前座に徹してた感じでしたね。
野性爆弾川島は準決勝通り。
ま、犬をかぶせてきたあたりは多少改良してありましたが。
あと最後のフリーズはテレビ的にはあれでしょうがないのかな。
AMEMIYAはAブロックで僕が投票するとしたら2票入れてましたね。
多田のギャグの羅列は面白いけどネタとして・・・
というのがあったから僕の中ではあれが1番でしたが。
ちなみに残りの1票入れるとしたら友近だったでしょうか。
Bブロック。
サイクロンZは伝わりにくかったなぁというのがあって、
いなだなおきはウケてたのでここはここがいっちゃうか?
って思ってたけど、
徳井のヨギータというある意味反則技で、勝負あり。
でもヨギータがあるから準決勝ぜんぜんダメでも通ったの?
って考えると準決勝の審査には疑問でしたね。
友近も準決勝では水谷千恵子ではなかったし。
Cブロック。
千鳥大悟はまあ準決勝同様、良かったんですが、
あのフリップネタの部分でもう一笑いあれば
ポイントも入ったんではないかな?
「うんち」と「キャンタマ」ではダメでしょう。
ヤナギブソンは準決勝でもそんなにハマってなかったんだけど、
やっぱりハマらなかった。
あのオチってそんな素晴らしいオチではないよなぁ・・・。
ヒューマン中村は持っているポテンシャルを十分に発揮。
でも入った組が悪かったですね。
スギちゃんはまあ見たことあるネタばっかりだったし、
序盤で噛んでいたので心配でしたが、
やはり今ノリに乗っているだけあり、強かった。
そして決勝。
多田のギャグの並列ネタはやっぱり僕にとっては
評価の土俵に上がってこないんですよね。
でも優勝は一番ラスト3人の中では面白かったから納得です。
徳井はほんとにテレビ向きなんだなぁ。
優勝した多田にパンティを差し出したのもさすが。
そのタレント性をまざまざと見せてくれました。
スギちゃんの2本目は明らかにネタの選択ミス。
まだ変化球を使うのは早すぎる。
ワイルド推しで十分だったのに、意識しすぎたかな?
本当にもったいないことしたと思います。
でも昨年のAMEMIYAに続き、今年もきっと2位が売れるんですね。
優勝者が売れないジンクスは今年も続きそうで・・・。
というかゴールデンになってからの4人の王者、
みんな芸にマジメすぎてタレント力が弱いんですよね。
まあそういう人たちがタレント力に関係なく
テレビの大会で結果を残すのはいいことではあるんでしょうけど。
そして別に何の疑念も持っていませんが、
これで9大会連続で吉本勢の優勝です。
ただ最後の1票を投じたキム兄の選択は決して間違いじゃない。
ネタで評価するなら間違いなく多田だった。
ただ業界的にはあそこでスギちゃんが優勝して、
肩書き付きでブレイクさせてあげたかったでしょうね。
でもM-1もそうだったけど、優勝するのは正統派。
キャラインパクトの強いところは2位止まりになってしまうんですね。
過去の笑い飯に始まり、南海キャンディーズ
オードリー、芋洗坂係長スリムクラブ、AMEMIYA、
そしてスギちゃん。
キングオブコントの2700あたりもそれに当てはまるんでしょうか。
ま、とにかく楽しみにしてたR-1は終わってしまいました。
次の賞レースはキングオブコントかぁ・・・。
まだだいぶ先だなぁ・・・。
R-1情報は『お笑いなぐり書き』より「R-1ぐらんぷり」でご覧ください。