どぶろっく優勝はなんとなく2017年R-1のアキラ100%と似てる感じがして、
準決勝の段階でウケてても決勝にはあげないだろうと思っていたら
上がってそのまま優勝。
こちら側が勝手に規制設けているだけで、
大会側はコントという型にとらわれずシンプルに面白いものを
ちゃんと決勝に上げようとしているんだろうな。
M-1の場合、それが決勝審査員に阻まれることが多いけど、
さほどポリシーを感じないKOC、R-1の審査員だとそこは突破できる感じなのか。
そしてこのどぶろっくの優勝は、第7世代をまだ上が受け入れられていないことも
なんとなく証明されたような感じで、
R-1は確かに第7世代の粗品が優勝しているんだけど、
粗品の場合は、長年準決勝で落ち続けてきてからの優勝だったわけで、
そう考えれば、TheWの阿佐ヶ谷姉妹、R-1の粗品、KOCのどぶろっくは
長年積み重ねてきたことの集大成的優勝だったとも読めるわけで、
そう考えると今年のM-1も、ここに来て、第7世代ではなく
かまいたち、和牛あたりの優勝に戻るんじゃないかなという気がしています。
となると今年卒業のかまいたちのラストチャンス優勝が一番現実味があるかも。
話を戻して今回、初めて準決勝を観覧に行きましたが、
初日を観た段階で挙げていたベスト10から実に8組が決勝に進んでいました。
事前にここには書いていなかったのでなんとでも言えてしまうのですが、
決勝の1本目でかけていたので、2本目の評価が高かったのかなと。
GAGに関しては準決勝でもかなりウケていたけど、
なんとなく決勝では評価されないような気がして、
落とされるんじゃないかなと外していました。
ちなみに上がらなかった予想の2組はコウテイとサンシャインでした。
そもそもKOCの出番順は何で決まっているのか?
抽選をしたのか、予選順位順なのか?
予選を観たものからすると出来過ぎな感じの出番順でしたが、
でもその出番順が災いしたコンビが多かったのかなと。
うるとらブギーズもトップじゃなければもっと高い点だった気がするし、
序盤が複数回出場経験のある組、後半が初出場組なら
だいぶ大会が変わっていたかもしれないなと。
改めて今回の出番順を振り返ってみると、
1.うるとらブギーズ(初・よしもと)462点
2.ネルソンズ(初・よしもと)446点
3.空気階段(初・よしもと)438点
4.ビスケットブラザーズ(初・よしもと)446点
5.ジャルジャル(3回目・よしもと)457点
6.どぶろっく(初・浅井企画)480点
7.かが屋(初・マセキ)446点
8.GAG(3回目・よしもと)457点
9.ゾフィー(2回目・グレープ)452点
10.わらふぢなるお(3回目・グレープ)438点
得点の上下で言うと、↓16↓8↑8↑11↑21↓34↑11↓5↓14 点差44
審査員別では
設楽 →↓3↑2↑3↑1↑1↓2↓2↓3 点差7
日村 ↓5↓2↑2↑3↑3↓7↓1↑2↓3 点差8
三村 ↓5↓2↑2↓1↑9↓11↑5↓3↓1 点差11
大竹 ↓2→↓2↑2↑7↓9↑5↓2↓4 点差10
松本 ↓4↓1↑4↑4↑3↓8↑4→↓3 点差11
今回は設楽以外の4人がほぼ同じ傾向で点数をつけていたので
多様性があまりなかったかなと。
事前にデマ情報で、サンドウィッチマン富澤や
東京03飯塚が審査員に加わるのではという情報があったけど、
今回の結果を見ると確かに審査員の顔ぶれをそろそろ変えた方がという意見も
うなづける感じがしますね。
特に現役に近いコント師を入れてくれると
いわゆるガッツリコントの人たちの評価は変わってくるような感じがします。
あといろいろ言われているファイナリストシークレットについては
今回に関していえば事前のネタバレを防ぐという点では
どぶろっくにとっては有利に働いたかもしれませんね。
これ事前にバレていたら検索されてあそこまでのインパクトには
ならなかったかもしれませんし。
ただ印象として優勝者の総取りになってしまうので
他のファイナリストがかわいそうだなという感じはあります。
あとどうせシークレットにするんなら、
直前に次の人の影を出さないでほしいなぁ・・・。