タコ息子の新しいブログでなぐり書き

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『キングオブコント2008』決勝戦・感想

それでは出番順に感想を。

A-1 TKO (368点 A-4位)

トップ出番だったこともあるけど、ネタ選びも違ってたかなという気がします。
他のコンビと比べても合コンというごくありがちな設定でしたからね。
とにかくツカミきれずに終わってしまった印象。
というか、ここは1分ネタでのインパクトが強すぎて、
かなりハードルが上がってしまっていた気がします。
点数は妥当なところでしょう。

A-2 バッファロー吾郎 (460点 A-1位)

とりあえず「市毛良枝」のくだりでこの日最初の爆笑をツカんだのが大きいでしょう。
全体的にも良かったと思います。
もともとバッファローに有利な審査システムでしたが、
観客も笑ってくれてたから、
審査する芸人も安心して高得点いれることができたんでしょう。
でも460点は高すぎだったんじゃないかぁ。
この点が出た瞬間に、残りの2組はダメだと思ってしまいました。

A-3 ザ・ギース (400点 A-2位)

最近コンビ名がカタカナ表記だったのは、改名してたからだったんですね。
ネタはオンバトでも見たネタだったけど、あいかわらず面白かったです。
あのネタはすばらしい。オチもしっかりしてますしね。
ま、でもバッファロー吾郎を上回っていたかと言われると、
微妙なところかもしれません。
ただ60点も差がつくほどの差ではなかったと思います。
そう考えると、バッファロー吾郎は審査システムとして
50〜60点くらいアドバンテージがあったと言えるでしょうね。

A-4 天竺鼠 (388点 A-3位)

放送前にYOUTUBEでこのネタ見たときは
川原が1人でしゃべってるだけという感じでイマイチだったんですが、
今回は一応2人いる意味が見えて良かったと思います。
天竺鼠はとにかくどのネタでも川原のキャラ一本ですからね。
あれがある意味で完成形なのかもしれません。
そういう意味では伸びシロがあまり期待できませんが、
今のままでもそれなりの水準にあると思うので、
これをきっかけにいろんなネタ番組に出て欲しいです。

B-1 チョコレートプラネット (415点 B-3位)

設定一本のネタのようにも見えますが、
ネタごとに緩急も利いてて良かったと思います。
オチが弱くてもったいなかったなという気がしますが、
芸歴を考えると大健闘と言ったところでしょう。
それから滑舌がもうちょっと良くなると、もっとわかりやすくなるのではと。

B-2 ロバート (473点 B-2位)

ここも天竺鼠と同じでいつも秋山のキャラ一本ですね。
天竺鼠との差は浸透度と馬場の存在といったところでしょうか。
トリオの強みをいかんなく発揮したともいえますが、
ここも点数は高すぎたんじゃないかなと思います。
チョコレートプラネットと比べると30点増しくらいだったと思いますが。

B-3 バナナマン (482点 B-1位)

もう安定感がありすぎですよね。
得点もそうですが、決勝1回戦の8組の中では1位の出来だったと思います。
なっとくの最終決戦進出。

B-4 2700 (327点 B-4位)

個人的にはハマらなかったですが、好きな人は好きだろうなというネタですね。
ここに関しては5分間なんとかやり切ったというだけで
評価してあげていいんじゃないでしょうか。
得点はもっと酷な結果になるかと思ったけど、
審査する芸人さんがやさしかったですね。
ただ残念ながらこれをきっかけにブレイクするということはなさそうです。
ネタ番組にも出れるかどうか・・・。

最終決戦 バッファロー吾郎 VS バナナマン

どちらも優勝者としてふさわしいネタだったのかというと、
う〜ん・・・・という感じでしょうか。
というか、2組とも芸能人の名前を出し過ぎでしょ。
芸能人の名前ってわかりやすいのかもしれないけど、
若手のザ・ギース、天竺鼠、2700は
そういうものを出さずにオリジナリティでチャレンジしてたから、
(チョコレートプラネットは固有名詞使ってましたけど)
ちょっとズルいなとも感じましたし、ま、それが芸歴なのかなという気はしました。

結果発表 バッファロー吾郎 5票 VS 2票 バナナマン

本人たちは当然自分たちに投票ということで、
残る6組のファイナリストによる投票となりましたが、
ただでさえ吉本票が4票ある上に、TKOまでバッファロー吾郎に入れてしまったら、
こういう結果になりますよね。
2700がどっちに入れたのかわかりませんが、
ま、バナナマンのネタが弱かっただけにいたしかたないかなという気はします。
事前に予想したとおりの結果だったので特段感動もなく、
「やっぱりな・・・」という印象です。
でも決してバッファロー吾郎
審査システムの妙だけで勝てたのではないとは思います。
ネタもそれなりにいいネタをしてましたし。
M-1やR-1のような審査員の審査でも、優勝してた可能性はあると思います。
批判はたくさん出るだろうけど、どういう審査形態でも結果は一緒だと思いますよ。
ま、事前にある程度展開は予想できてしまいますけどね・・・。
それが欠陥といえば欠陥とも言えますが・・・。
とにかくお笑いファンとしてはM-1とR-1に続いて、
コントのコンテストができたというだけで良かったと考えた方がいいでしょう。
番組としてもそれなりにまとまっていたと思いますし。
ただこの審査システムで今後もやるのなら、
ある程度芸歴に縛りがあった方がいいのかもしれませんね。
R-1もそうだけど、こうベテランばかり優勝してしまうと
若手にとって夢がなさすぎる・・・。
そう考えるといかにM-1が若手にとっていかにすばらしい大会かということですよね。
この辺は企画者の熱量といったところなのでしょうか。
とにかく第1回の『キングオブコント』はかろうじて合格点といったところでしょう。
来年以降も期待しています。
   
キングオブコント』の情報は『お笑いなぐり書き』より
キングオブコント2008」でご覧になれます。