タコ息子の新しいブログでなぐり書き

しょうがないからこちらに移行しました。

『R-1ぐらんぷり2010』決勝戦感想(2回目)

優勝してトロフィー持ってガッツポーズしている
あべこうじの写真が五木ひろしにしか見えない・・・(笑)
ま、それはともかく、昨日もう一度最初から通して見てみました。
もう一度みたらどのネタも楽しかったですね。
1回目はリアルタイム、そして高い期待感で
ハードルが大きく上がってましたかね。
まあそのハードルを越えられなかった大会であることは事実だけど、
勝ち負け度外視で見たら、そこまで悪くないレベルだったのかなって
考えが改まっています。
ではまた1人ずつ感想を。

1.COWCOW山田與志 9位・627点

最下位だったけど、何度も見たくなるのは
このネタなんですよね。
サバイバルでのネタも含め、
繰り返しみたくなるネタなんですよ。
まあただ前回は後半に畳み掛けて、
最後に大オチがあるという構成だっただけに、
今回はダジャレに終始し、最後音楽が変わってからは
笑いどころが少なかったと思います。
ストレートで決勝に来ていい出番順なら
上位に食い込めたのかもしれないけど、
どっちにしろ2本目がありませんでしたよね。

2.バカリズム 7位・630点

リアルタイムで見たときは、
大きな期待感が完全にしぼんでいくのが
自分の中でわかったんですが、
改めてみると、作りこんであって楽しかったです。
中盤、期待感を尋ねるくだりがやや間延びしたかな。
あそこを短くつめて、フリップ使った期待感の説明を
もう2、3増やせば、もう少し点数はあがったかも。
結局みんなバカリズムにはフリップ期待してたんですよね。

3.いとうあさこ 5位・641点

リボンが絡まるところと、
開脚で「痛!」のところで流れが止まってましたね。
普段は絡まったりすることで笑いが起きるんだけど、
この場ではスムーズに流れることが必要だったかもしれません。

4.Gたかし 6位・639点

2回目見たら楽しいネタでしたね。
普通にライブで見たら楽しいネタかもしれないけど、
R-1の空気には合ってなかったかな。
黒雪姫の時の鏡の声はボビーの声じゃなきゃ
いけなかったんでしょうか??

5.川島明麒麟) 4位・645点

やっぱりどうしても川島の知名度ありきな部分が
ぬぐえないんだけど、
そこを気にしなければ十分楽しいネタでした。
説明のときのしゃべりも心地いい。
これからナレーションの仕事増えるんじゃないかな(笑)

6.我人祥太 8位・628点

ここは1つ1つのネタはよかった。
でもネタの順番を間違えたかなという気がします。
徐々にブラックになっていけば別腹や少年Aも
素直に笑えたのかもしれないけど。
ただオチの磯野貴理は、法廷沙汰になるほどの
悪口ではないよなぁ。
ネタの順番とそこの天丼を旨くやってれば、
もっと上位にいけたと思う。
あと宮迫のキャラいじりは、
本当に鬱な奴だったらどうすんだよと
若干不安になりました。

7.なだぎ武ザ・プラン9) 1位・661点

冷静に見ると今回ここが一番酷かったような気がする。
ま、単純に自分の好みではないだけかもしれませんが・・・。
この手の大会でこういう真剣味を感じないネタをするのって、
どうしても好感がもてない。
でもこれが1位になるってことは、
世間はR-1をそこまで高く見てないってことでもあるのかな??

8.エハラマサヒロ 3位・655点

普通に学習塾の先生のコントって部分でも
それなりのレベルだったと思いますし、
まあただマイケルジャクションは唐突すぎて、
そこまでキレイなオチにはなってなかったかなという気はします。
そのあたりのつなぎが自然で、
踊ったあともう一言オチの言葉があれば、
もっと点数は上がった気がします。

9.あべこうじ 2位・658点

もう今回は愛人の天丼が非常に効果的で、
過去6回(第2回は見れていませんが)のネタの中でも
最高の出来だったと思います。
ただこれまでと何が変わったかっていわれると、
特にあべこうじ自身に進化は見られないから、
5位だった前回と比べると、単純に大会のレベルが下がったのかなと。
前回のバカリズムの地理ネタ、山田よしのテニスの得点係、
いやサイクロンZあたりまでは、
今回の大会で披露されてれば優勝できてたんじゃないかと思います。
08年の芋洗坂係長もね。
このあたりは運不運もありますかね・・・。

最終決戦

最終決戦はもうまとめて簡単な感想にしますが、
やっぱりあべこうじのネタは3分15秒くらいでしたね。
かなり短く感じましたから。
リアルタイムで見てた時は放送時間の関係で
最終決戦のネタ時間は3分になったのかと思ったくらいでした。
それにしても、最終決戦のときの、
妙な時間稼ぎは、緊張感を失ってたよなぁ・・・。
特別にセットに時間を要するネタはなかったわけだし、
どういう意図で間を延ばしててんだろう・・・。
なだぎさんの時のネタの入りと終わりのスイッチングも
おかしかったし。
あと出囃子も最終決戦は変えたほうがいいですよね。
なんかふわふわとした感じで最終決戦が進んだのが残念でした。
  
まあ総合して番組の時間配分がめちゃくちゃでしたね。
ネタ数が増えたからバタバタしたのかもしれないけど、
M-1だって第2回、第3回は同じネタ数で、2時間でしたから。
その時のM-1は敗者復活の発表も、ネタ終わりのインタビューも、
敗北決定のインタビューも、ちゃんと出来てたよ。
この辺は、関テレの制作能力を疑いましたね・・・・。
あと放送時間については、この時間でもいいと思うけど、
欲をいえば土曜夜の2時間10分枠とかでやってくれれば、
もっと落ち着いて見る準備ができますよね。
平日の午後7時からでは、我々社会人は
その時間に帰ってくるので精一杯でした・・・。
あと個人的にはR-1は最終決戦はいらない。
前回までの1ネタ勝負で、結果発表は、前々回までのような
最後にまとめて発表のほうがR-1らしくていいかな。
あんなに審査員コメントの時間がないなら、
ネタ終わりでの得点公開はコメント聞く1人だけでいいでしょ。
変にM-1にあわせずにR-1にはR-1のスタイルを確立して欲しいな。
ちなみに視聴率は14.3%で前回よりもわずかに上がったみたいだから、
とりあえず来年も継続はしますかね。
できればスポンサーは本番中に
妙なCMの差し込みを要求してこないスポンサーでお願いします。
R-1の結果は『お笑いなぐり書き』より「R-1ぐらんぷり」でご覧ください。