続いて決勝。
とにもかくにも前置きが長すぎる。熱くなる煽りVが長いならまだしも。
余計な演出が多かったですね。
くしくも塙さんがYOUTUBEでそれを指摘していたばかりですが。
※採点はリアルタイムではつけていません
①カベポスター 85点
トップバッターとしては及第点以上の出来。
点数は邦子さんが低かったけど、あの辺からスタートでいいと思うんですよね。
ちょっと他が高すぎたのが、その後の得点インフレを引き起こしたかと。
②真空ジェシカ 80点
決勝審査員的には前回よりも良くなったという評価でしたが、
個人的には前回のほうがまだ外れなくヒットを打ち続けていた印象。
決勝審査員は「見慣れてきた」段階なのかもしれませんが、
個人的には「いつもと比べると・・・」でした。
③オズワルド(敗者復活) 70点
敗者復活のところでも書きましたが、ここも「例年に比べると・・・」でしたね。
ただこの出番順だったら令和ロマンが来てても、
真空ジェシカとほとんど同系だったので、評価されなかったかも。
このタイプはやはり霜降り明星がすでに答えを出してる気がするので
今の流行りではあるけど意外と未来がないスタイルなのかもしれません。
④ロングコートダディ 87点
たしかに漫才としてどうかという部分はあるけど、
空間を縦に使ったところとか、新しい発明があって良かったと思います。
⑤さや香 91点
たまに言われる「4分の使い方」の部分もそうですし、
個人的には「81歳?」最高でしたね。
⑥男性ブランコ 84点
好み的には去年の敗者復活や予選でやってたボケの連発のほうが好きでしたね。
ちょっとガッカリしてしまいました。
⑦ダイヤモンド 75点
ここまで如実にハマらないことってあるのか・・・。
ハマれば優勝もあると思ってたんですが、関係ないのにちょっと顔が青ざめました。
⑧ヨネダ2000 83点
好みか好みでないかというとあまり好みではないネタですが、
それでもあのキャリアとあの舞台であれだけのことができるのはすごい。
この熱量が持続しているうちに早く何かしらのタイトルを獲って欲しいですね。
見慣れちゃうと厳しいと思うので。
⑨キュウ 81点
ここはハマってないというよりも、やはり予選の客や審査員がこういうネタに
理解がありすぎるのが悪因なのかなという気がします。
最近の予選審査は一度決勝上がったら審査員の欲が満たされて次から厳しくなるので
来年が正念場なのではないでしょうか。
⑩ウエストランド 86点
今回はリアルタイムで採点をしてないので
リアルタイムで採点していたらもう少し低かったかもしれませんが、
点数が出てるときは男性ブランコの勝ち残りを願っていましたね。
最終決戦に上がるのだったらもっと爆発的にウケて上がって欲しかった。
個人的にウエストランドの位置がちょっと違ったかもしれませんが、
何気に突き抜けたコンビがいなかったかなというところで
ウエストランドが上がっても特に違和感は感じませんでした
決勝①ウエストランド
入りがあまりにもシンプルだったのでちょっとマイナス印象でしたが
ネタとしての完成度としては最後ちゃんと締めていたし
1本目より良かったのかなという印象です。
決勝②ロングコートダディ
あのこぶし振り上げる決めゼリフのところが
やっぱり漫才としてはちょっと違うのかなという気がしました。
ウケてはいるんですけどね。
決勝③さや香
題材がちょっと下世話だったのかなというところで
ちょっと不安があった分、それをかき消すほどの大きな笑いには届かなかった印象。
お客さんを巻き込みきれなかったのが敗因か。
というわけで個人的には「さや香」でしたが、
なんとなくこの3組なら特徴の強い「ウエストランド」に
票が集まりそうだなと思ったらやはり「ウエストランド」でした。
もちろんある種文句ない結果なんですけど、
個人的には志らく師匠の「彼らがスターになったらお笑いが変わる」発言で、
他の審査員も確かにそうだなと思ったんじゃないかなという気がして、
今回はアシスト・志らく師匠、ゴール・ウエストランド、という感じですかね。
審査員はそういう意味で志らく師匠が目立っていたし、
邦子さんも悪目立ちという声もあるけど、採点見ると至極真っ当だった気がするし。
大吉さんはもうちょっと点数に差をつけて欲しい気はしますが、
実直な審査で、今回新たに時間が足らないほうにも言及していたので
今後は3分30秒くらいで逃げ切るネタはできなくなってしまいましたね。
その点では来年は王道に回帰する布石のような気がするし、
でも審査員が東京が拠点の人ばかりになったので、
東京他事務所の変化球も引き続きチャンスはあるのかなという気がします。
ま、とはいえ錦鯉もウエストランドも、東京他事務所の中では正統派の部類に
なるとは思いますけど。
真空ジェシカ、令和ロマン系が獲るのが先か、
あるいはヤーレンズ、ストレッチーズ系が獲るのが先か、
そして西の組はM-1獲るなら、早めに東京に来て東での認知度を上げておいたほうが
いいような気がします。
とはいえコマンダンテやトットみたいに早く来すぎて苦戦している組も多いですが。
吉本、他事務所関わらず当面は東の時代が続くのかなと。
そんな未来が垣間見えた今年のM-1でした。