タコ息子の新しいブログでなぐり書き

しょうがないからこちらに移行しました。

M-1グランプリ2006決勝戦審査員別得点

順位 コンビ名 合計 紳助 松本 南原 渡辺 洋七 大竹 中田
優勝 チュートリアル 664 97 95 95 90 98 92 97
2位 フットボールアワー 640 90 90 94 90 91 89 96
3位 麒麟 627 88 87 91 89 92 86 94
4位 笑い飯 626 89 89 92 85 90 89 92
5位 トータルテンボス 613 87 90 88 85 90 83 90
6位 ライセンス 609 85 85 90 88 89 83 90
7位 ザ・プラン9 597 83 80 89 80 90 82 93
8位 変ホ長調 576 82 75 84 79 85 83 88
9位 POISON GIRL BAND 570 76 85 85 75 81 83 85

相変わらずカウス師匠は東京勢に厳しいですね〜(笑)。
トータルテンボスに90点が出た時は意外と高い感じを受けたんですが、
あとで見てみるとそれでも大阪勢よりは低かったんですね。
今回、展開を左右するような点数差をつけていたのはナベさんですか。
麒麟笑い飯の各審査員ごとの優劣を見ると、
笑い飯が4、麒麟が3と、笑い飯を上と見ている審査員が多かったんですが、
ナベさんが4点差をつけているがために、
ここで大きく麒麟有利に点数が運んでしまいましたね。
ま、今回は麒麟が「最終決戦行ってもまあいいだろう」
というネタだったのに対し、
笑い飯は「これで最終決戦いったらマズイだろう」というネタだったので、
結果的には良かったと思いますが。
あとプラン9の点数もナベさんは低かったよなぁ。
フットの次だったこともあったけど、プラン9の時の、
ナベさんと松っちゃんの点数の低さは、かなり目立ちました。
ただ僕も自分でリアルタイムで点数付けてて失敗したんですが、
このフットとプラン9のところで点差をつけておかないと、
その後の評価ってもう1点刻みとかでしかつけられないんですよね。
フットとプラン9の間のコンビって何組もいたし。
今回は2位以下団子状態だったこともあったけど、
そんなに点数差がつけられていないなという印象を受けます。
大竹さんなんて5位〜8位は同点ですからね。
大爆発したコンビがほとんどなかった分、
今回の決勝1回戦の審査は大変だったんではないでしょうか。  
    
M-1情報は、『お笑いなぐり書き』より「M-1グランプリ2006」でご覧ください。

M-1グランプリ審査員分析①・島田紳助編

過去6回のM-1グランプリより、各審査員の傾向を分析してみたいと思います。
ちなみに紳助さんの過去の審査内容はこちらでご確認ください。
まずは大会委員長でもある紳助さん。
紳助さんの審査基準は、やはり“漫才に対する熱さ”なんでしょうね。
人に伝わる“熱さ”のある漫才をしているかどうかという。
ま、その辺が基準になっていることもあるのか、
紳助さんのつけた順位と、全体の審査結果の順位とが似た結果になることが多く、
ある意味一番正確な審査をしている方と言えるでしょう。
ちなみに今年も、笑い飯麒麟が前後しているだけで、
紳助さんのつけた順位がそのまま今回の総合順位になっています。
予想屋」としての側面ももっている紳助さんだから、
自らの基準というよりも、場の空気で瞬時に順位を予想して
点数を入れてるという考え方もできますね。
だから点数差をつけて審査している割には
意外に好みの傾向がはっきりしない審査員ともいえます。

M-1グランプリ審査員分析②・松本人志編

まず過去の松っちゃんの審査内容はこちらでご確認を。
その独自の視点で毎年審査をしている松っちゃん。
各コンビの点数差もかなり大きくつけていますが、
ただ独自すぎる部分もあって、紳助さんとは対称的に、
自らの出した点数と、全体の審査結果に大きな差があることが多いですね。
第1回では最高得点をつけた麒麟が5位。
第2回最終決戦ではフットボールアワーに1票を投じるもますだおかだが優勝。
第3回最終決戦も笑い飯に1票投じ結果はフットボールが優勝。
ここ2年は自らの押したコンビが優勝していますが、ただそれ以上に、
松っちゃんのつける点数はある意味総合成績以上に重いのも事実。
松っちゃんにいい点数をつけてもらえることを目標にしてるコンビも
少なくはないでしょうね。
点数の付け方としては、5点刻みに点数をつけて、
甲乙つけがたい場合は、1点単位で調整するという点数の付け方のようです。
あと今回のコメント聞いてても思ったけど、笑い飯のこと好きなんだなぁ。
それと今回に関してはトータルテンボスへの高得点が意外でした。

M-1グランプリ審査員分析③・南原清隆編

まず過去のナンチャンの審査内容はこちらでご確認を。
さて、ナンチャンの審査傾向なんですが、
03年の2丁拳銃、アメリカザリガニへの高評価を見ていると、
正統派の漫才が好きなのかなという気はします。
とはいえ麒麟よりも笑い飯が好きなのは確かなようで、
過去3回の審査では、全て麒麟よりも笑い飯に高い点数をつけています。
特に04年、今年なんかは笑い飯が不調、麒麟は総合3位であったにも関わらずね。
コメントを聞いていると無難なコメントが多いですが、
いい所をホメてあげる傾向があり、どちらかというと審査員よりも、
養成所の講師とかの「育てる立場」の方が向いてるのではないでしょうか。

M-1グランプリ審査員分析④・渡辺正行編

まず過去のナベさんの審査内容はこちらでご確認を。
自身でお笑いのライブハウスを開いていることもあってか、
審査の傾向としては「客ウケ」を重視している感じを受けますね。
それもあって、ナベさんは紳助さん以上に
全体の結果と自分のつけた順位が似ています。
唯一順位が違っているのが敗者復活コンビへの評価。
なぜか2回とも敗者復活コンビにだけは高得点をつけていますね。
コメントはどちらかというと否定から入ることが多いですが、
これもライブハウスで長年若手育成をしている成果なのでしょう。
内容の分析で言えば、同じコント赤信号のラサールさんの方が、
説得力がある気はしますが。

M-1グランプリ審査員分析⑤・島田洋七編

洋七さんの過去の審査内容はこちらでご確認を。
洋七さんの審査基準はおそらく「テンポ」なのでしょう。
現役漫才師なこともあって、ご自身のB&Bの漫才が一番の基準なのかもしれません。
ポイズンや変ホ長調のようなスローテンポはあまり好きではないようで、
ポイズンは今回はしょうがないとしても、04年の時も評価は低かったですからね。
あと洋七さんは意外と上位と下位に点数差をつけるので、
上位にはあまり影響しませんが、下位のコンビにとっては、
この洋七さんの点数が結構重要になってることもあるようです。
それとこちらはナンチャンとは逆で笑い飯よりも麒麟の方が好きなようですね。

M-1グランプリ審査員分析⑥・大竹まこと編

大竹さんの過去の審査内容はこちらでご確認を。
大竹さんは自身では、正統派があまり好きではなく、
変則的なネタを好きとおっしゃっていますが、
改めて過去の採点を見てみると、あまりそういう傾向もなく、
ほとんど規則性がありません。
同じ大会の中でも、過去に3度も、
決勝1回戦で最高得点入れたコンビと最終決戦で選んだコンビが違っているし、
かなり気分屋的な採点をしてるように見受けられます。
ただ千鳥は好きなようですね。過去3回の採点がそれを物語っています。

M-1グランプリ審査員分析⑦・中田カウス編

カウス師匠の過去の審査内容はこちらでご確認を。
これまでの6人は分析といっても結局あいまいな結論になってしまいましたが、
このカウス師匠だけは、明確な傾向がありますよね。
それは『関西偏重』。
ここまであからさまに東京勢に低い点数をつけているのは、
審査の平等性にかけるのではないでしょうか。
カウス師匠はネタ中のリアクションやネタ後のコメントなんかは
好きなんですけどねぇ・・・。
ちなみにどのくらい『関西偏重』かというと、
第2回では総合4位のおぎやはぎに最低点をつけているし、
第3回でも最低点は総合では6位だったスピードワゴン
第4回では点数の下位3組が東京勢で占められ、
最終決戦では圧倒的に爆笑を取っていたアンタッチャブルを差し置いて、
1人だけ南海キャンディーズに投票。
第5回でも4位・品川庄司に8位だったアジアン以下の点数をつけており、
そして今回、東京勢はもともと低調でしたが、
トータル、ライセンス、ポイズンは共に低い点数で抑えられ、
逆に7位のプラン9には93点の高得点。
いや〜、ここまであからさまだと逆に気持ちいいですね(笑)。
あと東京勢ではありませんが、
笑い飯に対しても結構低い点数をつけている印象があります。
笑い飯はまだ他の審査員でのアドバンテージがありますが、
東京勢はカウス師匠が審査員にいる限り、
常に5点ハンディを背負って戦っていると思ったほうがいいですね。